未完成の地獄から

　◆はじめに。

　なにから書き始めればいいか判らない。それ以上に、文章を書く習慣や経験に乏しすぎるので、書き方が判らない。本ブログは、ぼく以外の読み手のことは想定していません。読んでくださるひとがいるか判らないし、読ませるテクストはいまのぼくにはまだ書けない。よって、しばらくは、ぼくのための、ぼくひとりで完結する場としようと思います。因みに、インターネット交流の経験はなく、Twitterなどでのツイート経験といった、情報発信の経験もないので、これがぼくのインターネット産声となります。

　取り扱う事柄は、映像作品や本、ゲームといったエンターテイメントを中心に、日常で感じたことなど。触れた作品については、しっかりとその手触りを文章化できればいいなと思ってい

　◆自己紹介（人間です）

　次に、自己紹介を。

　平成10年12月生まれの満19歳。物理的にも精神的にも男性です。西日本の田舎在住で、実家暮らしの高卒フリーター。出身高校は、偏差値40くらいの工業高校で、端的にいうと動物園のようなとこ。厭なとこあげると際限ないからやめとくけど、自分が身を置く現実にも、自分自身の真実にもコミットできないまま、卒業。いろいろあって、県外の専門学校に通うも、半年も経たないうちに自主退学。以後、実家で週３～４で小さなシネコンでバイトする、フリーター生活を送っています。因みに高校時代のぼくを動物に喩えると、人間です。

　地獄のなかでクソを与えられながら、あるいはなにも与えられずに育ってきたので、ひどい人間になってしまいました。はやく自分を救済して、すべての鎖を引きちぎって、その鎖でクソどもの脚を縛り付けて、自転車に乗って幸せ感情を掴みたいと思っている……のだけど、生存への欲望とか、未来への嘱望とか、そういうのをまず取り戻さなくてはならない……。きっと死ぬまで矯正できないくらいには、社会に、人間に向いてなさすぎるので、立ち上がるだけでもしんどいし、そのうえ、自分の無能さと、それに見合わない場所を未来に視ているが故の必要不可欠なタスク多すぎるしで……。つらい。つまらない自分語りを長々とごめんなさい。自己紹介というより顕示欲の発露になってますね。はき出せる場所がこんなとこぐらいしかなくて。といっても、他者からのリアクションがない以上、認識の再強化程度の価値しかないのですが。根本的には生殖したぼくの親が悪いので、やっぱり才能ない奴の生殖は脱糞みたいなものかもしれませんね。……とまぁ、こんな感じの、ボンクラ男です。思春期を抜け出せる気がしない。

　◆本ブログの目的

　ブログ開設には、いくつかの明確な目的があります。

●　アウトプットによってインプットの質をあげる

●　その瞬間の記録（正当性や質の高さはあり得ない）

●　文章作成の慣習化

●　誰かとつながりたい

●　日常の破壊

以上の５つが主な目的ですが、もしかしたらなにかが抜け落ちてるかも。まぁいいや。

　●　アウトプットによってインプットの質をあげる

　こうしたことの積み重ねが、作品への読解力や咀嚼力をあげるということを実証されているユーザーも多くいらっしゃるように見受けられます。そういったユーザーのツイートやブログを拝読する習慣は以前からあったのですが、多くの方がぼくの脳内にはあり得なかった景色をみせてくれます。ときに感動し、ときに嫉妬の念を抱き、でもそのすべてが自分の糧になっている。感化されて、自分もなんとはなしにやってみることがいままでにもあったのですが、煮え切らないかたちでどれも終えてきました。しかし、映画「リズと青い鳥」だけは、相当な時間をつかって思考したり、物理紙や電子メモにことばを並べていて、そのとき「（自分にとっての）アウトプットの重要性」を実感として獲得しました。文章にすることで、それをさらに洗練させていくことが可能になるのでは、という思いが、ブログ開設の立脚点となりました。

　●　その瞬間の記録（正当性や質の高さはあり得ない）

　未来からしかみえない自分の記憶より、いま自分が遺した記録のほうが信用できるので。はじめて触れた時と、2回3回と触れた時とでは、感ずるものも違うだろうし。音楽とか、特にそう。はじめて聴いたときの衝撃とか、まぶたの裏に映し出された世界とか、そういうのってどんどん鮮度を失っていって、いつしか思い出すことすらままならなくなることって、ままあるので（まま～）。

　●　文章作成の慣習化

　先にも述べた通り、学はないし、普段から「誰かに届ける」ことを意識したテクストを書くような共同体にも属していない高卒フリーターなので、まずはそれなりのものを書けるようになれればと。強いオタクのひとは得てして文章も強いし、憧れみたいなものもあるかもしれない（同じ土俵にはたてそうにもないけど）（承認欲求とかも、生まれるわけがないし、生まれても秒で死ぬしね）。

　●　誰かとつながりたい

　えっちな意味ではないです。誰かと交流できないかなぁ……。物理世界にも、電子世界にも、つながりのある人間がいないので……。

　●　日常の破壊

　このクソみたいな人生を変える、未来を見つめ続けるには、いまのままじゃダメ。少しずつ、希望（につながるかもしれない）の色を与えていって、この昏く淀んで錆びてカチカチになった日常の色彩を変えていきたい。上書きしていきたい。いまを構成するクソみたいな、クソそのものであるファクターをぶちこわしていく。ひとつが変われば、どこかでまた変化も起きる。いまをひとつひとつ塗り替えていけば、気づけばそこは未来になっていると思うので！！！！！（かっこいい言い回しがしたかった）

　ここまで読んだ人間ぼく以外にいないと思うな。まぁいいや。こんな感じ（？）でぼちぼちやってけたらと思います（自分に言い聞かせている）。